文字数を確かめる

原稿の文字数はどう数える?

同じ文章でも、数え方が違えば表示は変わります。空白と改行、400字詰め換算を、小さな例から整理します。

「何文字まで」の前に、数える範囲を揃える。

アプリの文字数と、投稿サイトや提出先の文字数が一致しないことがあります。すぐに数え間違いと考えるより、空白・改行・タイトルを同じ条件で数えているかを確かめましょう。

提出先に指定がある場合は、その募集要項や入力画面の数え方が基準です。指定がない下書きでは、自分で基準を決めて揃えると、毎日の進み具合を比べやすくなります。

  • 全体の文字数:作品の長さをつかむための数字。
  • 選択部分の文字数:あらすじ、紹介文、1つの節など、制限のある部分だけを確かめる数字。
  • 原稿用紙の枚数:文字数とは別に、行や段落の配置に左右される数字。

空白と改行で、同じ文章はどう変わる?

次の短い原稿で考えてみます。1行目の後に改行が1つ、2行目の先頭に全角スペースが1つあります。

雨がやんだ。
 窓を開ける。
句点を含め、各行の本文は6文字。2行目の先頭だけ、全角スペースを入れています。
この例の数え方と文字数
数え方文字数
空白と改行を除く12文字
空白を含み、改行だけ除く13文字
空白を含み、改行も1文字として数える14文字

最後の行は、数え方の違いを説明するための例です。すべてのアプリや提出先が改行を1文字と数えるわけではありません。句読点や、本文に入力したかぎ括弧も、ここではそれぞれ1文字に含めています。

半角・全角スペースのほか、絵文字や組み合わせ文字でもツール間の数え方に差が出ることがあります。文字数の上限が厳密な投稿では、最後に提出先の入力画面でも確認しておきましょう。

400字詰め換算は、実際のページ数ではない。

文字数を400で割ると、400字詰め原稿用紙に換算した長さの目安が出ます。たとえば8,000文字なら、8,000 ÷ 400 = 20枚相当です。

ただし、20字×20行に文章を配置したとき、段落の改行や空行、会話文の区切りで使わないマスが生まれます。そのため、単純な換算値と、原稿用紙の形式に組んだ枚数は一致しないことがあります。

「本文8,000文字以内」なのか「400字詰めで20枚以内」なのか、さらに「指定の書式で20ページ以内」なのかで、確認するものが変わります。提出条件に合わせ、必要なら指定のテンプレートに流し込んでページ数を確認してください。

かきかきでの設定と確認方法。

かきかきでは、原稿全体と選択した部分の文字数を確認できます。「設定」→「文字数」→「数え方」で、次の2つを選べます。

  • 空白と改行を除く:本文の長さを空白抜きで見る設定。上の例では12文字です。
  • 改行だけ除く:空白を含めて見る設定。上の例では13文字です。

どちらも改行は数えません。改行を含める設定ではない点に注意してください。章やあらすじだけを確認したいときは、該当する範囲を選択します。本文中に書いたタイトルや見出しも、その範囲に含めれば文字として数えられます。

かきかきの公開中1.1の数え方を、アプリの設定・集計処理と照合しています。操作の全体像は使い方:原稿をつくるをご覧ください。

提出前に揃えておく4つのこと。

  1. 対象範囲:本文だけか、タイトル・あらすじ・注記も含むか。
  2. 空白:字下げの全角スペースや単語間の半角スペースを含むか。
  3. 改行と枚数:文字数の制限か、指定書式のページ数の制限か。
  4. 最終データ:コピーや書き出しをした後のファイルでも、必要な文章が残っているか。

日々の下書きでは見やすい基準を使い、提出前に相手の基準へ合わせる。この2段階にすると、数字の違いに戸惑わずに書き進められます。

Web記事の下書きなら、Webライター向けの構成・文字数管理・納品前の確認も参考になります。本文3,000文字を節ごとに配分する例を紹介しています。

道具自体を選び直したい場合は、小説・原稿アプリの機能と料金の比較で、文字数以外の整理・同期・出力も確認できます。